空海とヨガ密教

  • 学習研究社 (2007年10月30日発売)
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感想 : 2

西洋経済史を専門とする著者が、"俗人"として空海の謎に迫る!丹念に資料を読み解いており、それなりに説得力がある。しきりと"超能力"を強調しているところに違和感を感じながらも、フムフムと知的好奇心をくすぐられながら読み進めていた。

すると第7章"奥義「ヨガ密教」"でそれまでの歴史書っぽいトーンから一転して、雑誌『ムー』のようなディープ&チープな世界に(笑)。同じ学研だからいいのか。いや、よくない。

歴史の解釈は自分の"深層意識との対話"であり、100人100様の解釈があっていいと、俺は思う(あとがきを読むと、著者は実に楽しそうである)。フィクションを許容できる方に。あと自彊術をご存じの方にもおすすめ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2024年1月4日
読了日 : 2012年1月2日
本棚登録日 : 2024年1月4日

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