さすがカニグズバーグ。複雑だけれど、これほど現実を表したものはないだろう、という心の機微が描かれていく。孤立した二人が、孤独を経て、「秘密」を見出し、破綻し、しかし心が通じ合っていく。マクベスとの入れ子構造も見事。カニグズバーグ本人の挿絵も好きだ。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
本<文学>
- 感想投稿日 : 2015年6月5日
- 読了日 : 2015年6月5日
- 本棚登録日 : 2015年6月5日
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