・データ分析に基づく提案。
・国や地域によって社会保障モデルが3つに別れるのは、宗教によって説明できること。
・子育て支援がリベラル、保守の溝を埋めるきっかけになる。
などなど、「新書らしい新書」に出会いました。
つまり、内容が読みやすく、分量はそこそこなのに、得られるものは時宜に適っていて大きい。
・財政余裕を増やすには、労働生産性の向上が一番。
・IMFのラガルド専務理事の発言の根拠は、日本の女性労働力参加率がG7レベルまで上がれば一人当たりのGDPは約4%増え、北欧レベルまで高まるとさらに4%増える、というIMFによる統計的な推計。
・人間の脳は朝起きてから13時間以内しか集中力が続かない。
・1980年代から2000年代にかけて、高齢者の貧困率が大幅に減ったきた一方で、子どもの貧困率がじわじわと増えている。
・デューイ以後の適応概念には、適応の責任が社会の側ではなく個人の側だけに押しつけられている。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
本<社会学>
- 感想投稿日 : 2018年2月20日
- 読了日 : 2018年2月20日
- 本棚登録日 : 2018年2月20日
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