豊富な画像と詳細な解説。
まさに「世界遺産ナスカの地上絵」の完全ガイドだ。
第1章では、発見された全ての地上絵が解説されている。
第3章では、地上絵の描き方の3つの仮説や「大平原の母」と呼ばれるマリア・ライヘの生涯、そしてなぜ地上絵は作られたのかという最大の謎について①豊穣儀礼説 ②天文暦説 ③宇宙人説の3つが解説されている。
現在最も有力視されているのは①とのことだが、個人的には②も魅力的。
第4章では地上絵が作られたナスカ・パラカス期のほか、ワリやインカ期などアンデス古代文明年表により全体像を把握できる。
本書の監修は山形大学人文学部の坂井正人教授で、冒頭で「山形大学ナスカ地上絵プロジェクト」が紹介されている!
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
教養
- 感想投稿日 : 2013年7月15日
- 読了日 : 2013年7月15日
- 本棚登録日 : 2013年7月15日
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