西郷隆盛の座右の書として有名な「言志四録」。
これを齋藤孝さんが解説している本。
「聡明にして重厚、威厳にして謙冲」
「春風を以て人に接し、秋霜を以て自ら粛む」
「一日慎まずんば、醜を身後に遺さん」
など、有名な言葉を身近な事例から自分事として学べる。学べるのだが、若干かみ砕きすぎの感あり。齋藤さんの “おしゃべり” が多いかなという読後感。

2021年4月10日

読書状況 読み終わった [2021年4月10日]
カテゴリ 教養

書斎にあるトッド本は『帝国以後』だけなのだが、新聞やTVでのコメントやインタビューが強烈なので借りてみた。“どんな思考してるんだろう?”と。ちなみに風貌も強烈。
なるほど、本物の学者だ。思考のインプットは歴史とデータ。家系的には典型的なフランスのインテリなのだが、ユダヤ系であること、フランス合理主義よりイギリス経験主義によること、哲学嫌いなど、学術界や大学では認められなかった。むしろ、リスクを負って戦ってきた。
大学人としては「今日の大学は順応主義を生み出すところになっている(p201)」が耳痛い。

2021年4月4日

読書状況 読み終わった [2021年4月4日]
カテゴリ 教養

著者のオードリー・タン(唐鳳)さんは、去年あたりからネットでよく見かけた。その風貌から“ただものではない”オーラを感じてたが、本書(初の自著!)を読んで納得。
一言で言えば、謙虚で公共心溢れる、天才。
最後のメッセージが温かい。
「未来は若者たちからやってきます(p249)」
もっともっとタンさんの本を読みたい、話を聴きたいと思った。

2021年3月28日

読書状況 読み終わった [2021年3月28日]
カテゴリ 自己啓発

マルクスの『資本論』は読んだことがない。91年にソ連が崩壊して(当時22歳)、資本主義の勝利を確信し、マルクスも『資本論』も無益と断じてた。今思えば短絡的だが、当時の空気はそんな感じだった。
それが、斎藤幸平『人新世の「資本論」』を読んで認識は一変。本書は、より分かりやすく『資本論』を解説している。

第1回 商品に振り回される私たち
第2回 なぜ過労死はなくならないのか
第3回 イノベーションが「クソどうでもいい仕事」を生む!?
第4回 <コモン>の再生

「脱成長」型経済で豊かな自然と人間性を取り戻そう。今こそマルクスに学ぼう!

2021年3月24日

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読書状況 読み終わった [2021年3月24日]
カテゴリ 教養

1年半ほど前に、川延昌弘さんの講演を聴いた。その時はまだSDGsについてほとんど知らなかったのだが、その熱意、人柄、行動力に魅了された。あれほど大きな講演会で講演者個人に魅了されることはあまりないので、よく覚えている。その後、生活でも仕事でも自分事として意識するようになったSDGs。本書は、SDGSロゴのように明瞭かつ美しく解説されている。もちろん、川延さんの魅力そのままに。

2021年3月17日

読書状況 読み終わった [2021年3月17日]
カテゴリ 教養

著者は物理学博士で元カナダ代表の長距離ランナー。フィットネスギア、トレーニングの生理学、有酸素運動、筋トレ、ストレッチと体幹、老化、体重マネジメントやメンタルなど、極めて客観的に(客観的過ぎるほど)、データが紹介されている。とても読みやすく、360頁の長さは気にならない。メッセージは3つ。
①とにかく身体を動かそう
②目標をもち、進捗を確かめよう
③何か新しいことに挑戦しよう
OK!了解。今日は有酸素運動⇒筋トレの順で!

2021年3月7日

読書状況 読み終わった [2021年3月7日]
カテゴリ 筋トレ

長年霞が関の官僚として活躍したあと北海道の大学で“地方創生”を実践してきた著者。官僚・研究者・実践者としての経験が、バランスよく報告されている。
政府に「信頼して地方に任せる度量と決断(p91)」を期待しつつ、「危機感に支えられた誇り(p203)」をもった地方市民が連帯して、様々なコモンズを展開していきたい。
そしてこのコモンズのイメージは、『人新世の「資本論」』(斎藤幸平著)の「脱成長のコミュニズム」と通底する!

2021年2月21日

読書状況 読み終わった [2021年2月21日]
カテゴリ 教養

なんという読後感だろう!この20年来の閉塞感というかモヤモヤが一気に晴れた。正直、冒頭の「SDGsはまさに現代版「大衆のアヘン」である(p4)」に興味を持ち読み始めたのだが、時空を超えたスケールの大きな展開にグイグイ惹きこまれた(新書には珍しい展開の妙)。
「人類が環境危機を乗り切り、「持続可能で公正な社会」を実現するための唯一の選択肢が「脱成長コミュニズム」(p360)」
本書を読んだからには「3.5%のひとり」に加わる決意だ。多くの方との連帯のために。

2021年2月11日

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読書状況 読み終わった [2021年2月11日]
カテゴリ 教養

今やSDGsは、目指し、行動することが当たり前になって来ている。「大学の行動を加速させることが急務」と言われているが、本書は日本の様々な大学で行動を加速させていることが分かった。“誰一人取り残さない”ためにも。大学が社会からの信頼を得るためにも。

2021年1月27日

読書状況 読み終わった [2021年1月27日]
カテゴリ 教養

著者の山本圭一さんには『仕事ができる人はなぜ筋トレをするのか?』を読んで心服してた。なので、本書をBOOKOFFで見つけたときは即購入。しかも191円!
案の定、必要かつ十分な内容。徹底的に頭に入れて、イメージして、とにかく続ける。

2021年2月14日

読書状況 読み終わった [2021年2月14日]
カテゴリ 筋トレ

B・ラッセルの『幸福論』に続き、2冊目の『幸福論』を読了。仏人哲学者らしく(?)ちょっと難解な文章だが、ラッセル同様、前向きでアグレッシブな印象をもった。
次の3か所をメモった。
①人間は、意欲し創造することによってのみ幸福である(p127)
②われわれが自分を愛してくれる人たちのためになしうる最善のことは、やはり自分が幸福になることだ(p255)
③幸福になろうと望まないならば、幸福になることは不可能だ(p261)
なんて力強いんだろう。幸福になることは義務なんだな、よしっ!

2021年1月10日

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読書状況 読み終わった [2021年1月10日]
カテゴリ 教養

20〜50代にかけて、ミスチルと共に歩んできた。
もう、感謝しかない。
「ベストアルバム」
毎回そう思うが、今回は桜井さん自身も言っているようにまさにベストだと思う。
“消えかけの可能星⭐️を見つけに行こう“

2020年12月19日

読書状況 聴き終わった [2020年12月19日]
カテゴリ Mr.Children

楽しみにしてた本をじっくり読んだ。
「両利きの経営」とは、「不確実性の高い探索を行いながらも、深化によって安定した収益を確保しつつ、そのバランスを取って二兎を追いながら両者を高いレベルで行う(p7)」こと。
本書は「両利きの経営」の要件や具体的な組織行動を膨大な企業事例から明らかにしている(⇒2400円+税は安い!)
解説で冨山和彦さんは「これをチャンスにできるか否かは、経営にかかわる皆さんの腕次第」と結んでいる(p395)。大学で、それも地方国立大学で「両利きの経営」は可能なんだろうか!?

2020年12月26日

読書状況 読み終わった [2020年12月26日]
カテゴリ 自己啓発

20代後半から30代前半にかけて、司馬作品を集中的に読んだ。『坂の上の雲』、『竜馬がゆく』、『項羽と劉邦』、『峠』、『翔ぶが如く』、『世に棲む日日』など。本書はこれらの作品の“名言”を集めている(今までこの存在を知らず、書店で見かけ即買い)。司馬ファンなら買って損はない。竜馬の愛嬌や西郷の無私など、人間というものについて考えさせられる。

2020年12月6日

読書状況 読み終わった [2020年12月6日]
カテゴリ 司馬遼太郎

大竹先生の著書は『行動経済学の使い方(岩波新書)』に続いての読了。冒頭から大好きなマイケル・ジョーダンの逸話で競争社会の意義が腹落ちした。
家電量販店、司馬遼太郎、利他的感情、放蕩息子の定理等々、世の中に溢れている事例から行動経済学をわかりやすく学べる。
「教育投資によって私たちは将来豊かになれるということが、私たちの共通認識になれば、そのための税を負担することへの抵抗もなくなるのではないか(p219)」
大学人のひとりとして、これには強く共感する。より良い日本社会のために。

2020年11月8日

読書状況 読み終わった [2020年11月8日]
カテゴリ 教養

いちおうプロの大学職員だと思ってるので、このタイトルに食指は動かない。むしろ副題には嫌悪感を抱く。それでも購入したのはやはり、苅谷×吉見両先生への“信頼感”だと思う。オックスフォード内で行われた対談は、若干拡散気味だが、どんどん読み込めた。
「もう死んでいる?」としながら、基本的に楽観な内容に共感し、「大学が遊びに満ちた結界(p279)」であり続けられるよう行動しようと思った。

2020年11月1日

読書状況 読み終わった [2020年11月1日]
カテゴリ 高等教育

社会保障政策と経済学の基礎知識がないと、ちょっとツライ(特に前半)。後半の「定常型社会」の稿になると、“これが2001年初版?”と思えるほど知的興奮を覚えた。定常型社会とは、「拡大/成長ということを目標とせずとも存続しうる社会(p142)」で、以下のような3つの特徴がある。

1. マテリアルな(物質・エネルギーの)消費が一定となる社会
2. 経済の量的拡大を基本的な価値ないし目標としない社会
3. 変化しないものにも価値を置くことができる社会

興奮を覚えたのは、「定常型社会」は2015年の国連総会で採択されたSDGsそのものだし、「定常型社会は自ずと分権型社会を導く(p164)」は、地元山形で実感してる。安倍前政権の「成長戦略」が不発に終わったのもわかる気がした。

2020年10月25日

読書状況 読み終わった [2020年10月25日]
カテゴリ 教養

おもしろくて一気読みしたのは、人並みにコロナ禍の息苦しさを感じてるからだろう。
「日本は「同調圧力」が世界で突出して高い国(p5)」
「息苦しさの原因として、「世間体」の存在が大きい(p121)」
おおいに納得。しっかりガス抜きできた。一個人として世間体の先の社会を意識し、自然体で生きよう。

2020年9月22日

読書状況 読み終わった [2020年9月22日]
カテゴリ 教養

速攻で続編を読んでしまった。
エビデンスと実録漫画でより面白くなってる。
「筋トレは優れた予防医学」「筋トレは最強のアンチエイジング」
さ、今週もジムで逝きマッスル!

2020年9月14日

読書状況 読み終わった [2020年9月14日]
カテゴリ 趣味

気になってた本を職場の戦友が貸してくれた。
ヤバイ。もちろん良い意味で。
「筋肉は宗教」「筋トレで人生が変わる」「自分が何を言ってるのかよくわかってねぇ」
パーソナルジムに通い始めて3か月余り(今も筋肉痛)。
ますますテンション上がるじゃねえか!

2020年9月11日

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読書状況 読み終わった [2020年9月11日]
カテゴリ 趣味

表紙の、特集「ソロ登山者養成講座」、「ひとりで登れてこそ一人前の登山者なのです」に目が留まり思わず購入。地元、飯豊連峰縦走の記事が読み応えアリ。ソロテントを買いたくなった。

2020年9月2日

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読書状況 読み終わった [2020年9月2日]
カテゴリ 趣味

業務上の必要性から読んだのだが、『サピエンス全史』の読後だけに、ホモ・サピエンスとして自分ごととしてSDGsに取り組まなきゃという想いを強くした。次の2か所は是非共有したい。
「未来に実現することをSDGsから抽出し、足元に何があるかを見ながら進んでいく。こうしたアイディアを生かしていくことが、地域に活力を与えていく。そのスケールを上げるために、SDGsの活用が役に立つ(p202)」
「カネ、ヒト、地球のいずれにおいても、コロナ後の世界こそ、SDGsを道しるべとした、再生戦略を立てるべきであろう。再生戦略は、政府や行政だけの仕事ではない。個々人の再生戦略でもある。その先の未来に進むために、SDGsは重要な役割を担う(p254)」

2020年8月29日

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読書状況 読み終わった [2020年8月29日]
カテゴリ 自己啓発

名前は随分前から知ってたが、初めて読んだ。今後繰り返し読むことになるだろう。
「歳月は本長くして、忙しき者自ら促す(歳月は、元来、長久なものであるが、気ぜわしい者が、自分自身でせき立てて短くする)。(p234)」
「人生は一分を減省せば、便ち一分を超脱す(人生は少しだけ減らすことを考えれば、その分だけ世俗から抜け出すことができる)。(p362)」
「人を看るには只だ後の半截を看よ(人の値打ちを見るには、ただ後の半生を見るだけでよい)。(p112)」
もっと早く読んでおけば良かったかな。

2020年8月22日

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読書状況 読み終わった [2020年8月22日]
カテゴリ 教養

お盆休みは長男がかりてきたDVD鑑賞からスタート。
原作が有名だけど映画で見るのは初めて。

キレイな映像、ドキドキのストーリー。
ジョニー・デップのラチェットは嫌な顔してたなぁ。
ラストのポアロのひと言が印象的だった。

「今回だけはアンバランスを受け入れます」

2020年8月13日

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カテゴリ 趣味
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