蒲生邸事件 (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋 (2000年10月6日発売)
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本棚登録 : 6124
感想 : 619
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早、執筆当時と今との時間の隔たりに驚く。

高校時代に読んだ本を、久しぶりに読み返してみました。

海軍3部作などを読んだ今、見返すとまた違うかしら、と。

90年代の、自分が高校生だった頃には違和感が無かったのに、今読むと、高校生がこんな言葉を思うのか?
かと思えば湯たんぽがわからなかったりという、作品が書かれてから20年の隔たりを感じるように。

そうか、湯たんぽは2000年代にブームが来たからわかるけど、90年代だと全然生活に湯たんぽが無かったのかななんて思い出しながら読みました。

NHKかな、ドラマ化されていた記憶もあって、いしだ壱成さんと奥菜恵さんのイメージがちらつくこともありましたが、いしださんはともかく奥菜さんは今の姿を知ってしまっているのでなかなかふきには重ならず。

今や、執筆当時の宮部みゆきさんの方が近い年齢になった今は、宮部さんが何をきっかけで構想を深め、この事件と平田たちの設定を結び付け、孝史を連れてきたのかしら、という事を考えながら読みました。

火車(だいすき)と理由の間における作品。ほんとうに、複数路線の小説を、いろいろ描かれる作家さんですね。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2016年8月10日
読了日 : 2016年8月5日
本棚登録日 : 2016年8月10日

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