
どんぴしゃな私は“肉食文系女子”なのか。
表紙があまちゃんの能年玲奈だったから手に取ったけど
それどころではない雑誌です。
外観の作りからして、光沢のある表紙、これはどこの出版社の
どんな雑誌なのか?
既存の雑誌とは違った「ざらざらした」「完成してないいびつな」
感触を受ける。
『少女マンガ、ドラマ、J-POP!「90年代」って女子カルチャー』
というメイン企画の冒頭、栗山千明の周りに置いてあるマンガが、
それこそアンアンとかオズ、Penで見るようなマンガ特集よりも
一段階マニアック度が高い。
なかよしの欄に野村あきこのJOKER、プライベートアイズ、
松本洋子の闇は集う、
ちゃお欄にムカムカパラダイス、ワン・モア・ジャンプ、
エンジェルリップですよ。
これは当時読んでた人はぐっときてしまうでしょ、ということで
ぐっと心を掴まれてしまいました。
厳密には野村あきこならやまとなでしこ同盟だし、
エンジェルリップよりアリスにおまかせ!
だったり、怪盗セイント・テールより熱烈台風娘を読んでたな、
と思うのはターゲットの「28歳」よりやや上だからか。
私が読んでた本に、妹世代が好きだった本が紹介されている
感じでした。
よくある「少女漫画の名作100!」みたいな定番作品よりも、
一から作ってるなぁ、という感覚があって、これは新しいぞ、と。
そこからTVドラマのテーマに。
土9ドラマ特集では98年にあえて「P.A.」のみが入っている
というのに、先ほどのワン・モア・ジャンプといい、
私と同じ赤石路代ファンがいるのでは、
と勘繰ってしまいながらも安達祐実と中山エミリの対談を眺める。
そこからMAXの3人(Tacata’がいい感じなのが嬉しい!ライブ行きたい!)、
河村隆一×IZAM×なんと東海林のり子!!!Break Out!!
とビジュアル系好きは叫んでしまいそうな面子。
このあたりでパワーが尽きかけ、ヒャダインさんのアイドル論を読んで、
力尽きました。
1度で読み切ることが出来ませんでした。
で、よくよく調べると新潮社の雑誌!!うそでしょ!
いいなぁ、この雑誌。冊子作りに協力したい!
OLが寄稿できるコーナーでもないかしら、
と思うような身近感のある雑誌です。
- レビュー投稿日
- 2013年10月6日
- 読了日
- 2013年10月6日
- 本棚登録日
- 2013年10月6日