この本の著者は,自己紹介によると現在は「いきものカメラマン」で,そのまえは水族館に勤務されていたそうな.
前著に『その道のプロに聞く生きものの持ちかた』があり,ずいぶん気になっていたのではあるが,子供も大きくなったので,まぁいいかと放っておいた.しかし,シリーズ2冊目ともなれば放っておくわけにはいかない.
また帯のコピーをみるとどうしても手に取らざるを得ない.いわく「スーパーで買ったアサリだって飼えるよ!」「宅配便で届いたイセエビ……」.
タイトルにも小さな文字で『ふつうじゃない』と入っているし.中身については,いきものカメラマンが授業に出てくるいきものを飼い,はちゅうるい専門店オーナーは不思議なものを飼い,鳥羽水族館飼育トリオは海産物(ここにイセエビやアサリ,イソギンチャクがでてくる.クリオネは通販に出ているそうだ),総合ペットショップオーナーは友達からおすそ分けでもらってくることの多そうな生き物について語る.
説明には,写真が多数掲載されていて,それを見ているだけで楽しい.詳しい飼いかたや生態はあえて載せていないそうで,そのようなことがらは,ペットショップなどでプロに直接聞くべきとのこと.
「この本の使い方」にも書いてあるが,とにかく出会ったしまったいきものについて「飼うという選択肢もある」と考えてしまいそうになる本である.
2016.08
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2016年8月16日
- 読了日 : 2016年8月
- 本棚登録日 : 2016年8月7日
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