消された一家―北九州・連続監禁殺人事件 (新潮文庫)

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レビュー : 206
著者 :
hiroshitさん 事件・犯罪   読み終わった 

天才殺人鬼 松永太の凶行について書かれた一冊。人を使うことで責任をとらなくてよい、この松永のポリシーで自らの手を直接下すことなくDVによるマインドコントロールを駆使し、一家、計7名を殺害した。それは周到で繊細な計画であった。
なぜ、被害者は松永による支配から逃げられなかったのか。それは被害者自らの意思決定により、人間関係を崩壊させることによる支配をおこなったこと、被害者間に序列をつくり、お互いをライバル視させたこと、電気ショックによる恐怖感により、合理的な行動選択を奪ったことがあげられる。これに松永の天才的話術による洗脳も加わることで被害者は松永から逃げられなくなった。
まさに松永は悪魔である。そしてこのような悪魔はまだどこかに潜んでいるかもしれない。松永のケースを知っておくことは、回避の一助となるだろう。

レビュー投稿日
2012年11月14日
読了日
2012年11月14日
本棚登録日
2012年11月14日
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