文明崩壊 滅亡と存続の命運を分けるもの (上)

  • 草思社 (2005年12月21日発売)
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感想 : 92
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いくつかの分野にまたがった知識が、歴史に名だたる文明の
崩壊について紐解かれていく様は、読んでいて特別な本を
読んでいる気持ちになれる。冒頭はモンタナの著者自身の
境遇の話で、情緒もありつつ本題に入っていき、イースター島や、
マヤ文明、北欧バイキングなどおなじみの文明が登場する。
ただ、文明崩壊の大筋を言うと、どの文明も
資源乱獲・旱魃→滅亡という決まった展開なので、
話として退屈に感じる部分もある。
そう言った点で同著者の本を読んだことない人ならば、
重鉄病原菌の方を先に読むことをおすすめする。
あちらの方が単純に読み進める楽しみが大きいと思う。
値段も少し安いし。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2013年3月30日
読了日 : 2013年2月23日
本棚登録日 : 2013年2月23日

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