帯でキョンキョンが書いているとおり、読了後勇ましい気分になった。遠く離れた3つの国に住む3人の女性の生き様は皆苦しいものなのに、映像美と共に描かれているし、その3人の人生が交差する結末が美しく、勇気をもらえたのだ。著者が映画監督でもあるというのが、深く納得するところだ。
しかし、他の方のレビューにもあったが、インドのスミタの過酷な暮らしには言葉が出ない。恥ずかしながら、不可触民という身分にされた人々がいることを知らなかった。
あのような苦難を強いられても、娘には違う人生をなんとかして授けたいとする母の強さに、同じく一人の娘を持つ母親として胸を打たれた。
私は今プラン・ジャパンのマンスリー・サポーターをやっているが、例えばそういった行動でスミタのような女性をサポートすることはできるのだろうか。
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- 感想投稿日 : 2021年1月3日
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- 本棚登録日 : 2021年1月3日
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