中国の歴史7 中国思想と宗教の奔流 宋朝 (講談社学術文庫)

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レビュー : 3
著者 :
hisashiaokiさん 歴史   読み終わった 

長命王朝の軍隊としては史上最弱とされる宋だが、今日に繋がる政治制度や経済政策、そして高度な文化と(贖った)平和、近世への橋渡し役割を演じた帝国は、惰弱な軍事力の賜物の側面もあり、現代に通じる意義を含んでいるように思える。途中教学の話がメインになり、やや退屈を感じたが、経済発展と平和を享受した人々だけが成し得る文化の興隆は、語る材料に事欠かないのだろう。遊牧民が華北に跋扈する中、所謂漢民族が産物豊かな江南に移動し、中華の成熟を促進、その成果がやがて北へ還流(元王朝)し中華を再拡大する流れは、中国史の読みどころと思う。本書は概説書としてはやや外れで、文化面にスポットを当てた狙いは、読者によって好みが分かれそう。

レビュー投稿日
2021年3月25日
読了日
2021年3月24日
本棚登録日
2021年3月24日
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