バスと異なり、鉄道は国家の意思や、国家間の思惑が反映され、停車場はその象徴として機能し、あるいは遺り、あるいは廃される。アジア各地の停車場の紹介は、必然その地と国家との関わりに割かれ、旅や観光の要素(無くはないが)よりはアジア近現代史を巡るテイストとなっている。若干過去の記事なので、各停車場も現在はまた違った景色になっているかもしれず、時代の流れを切り取った意味合いもある一冊。
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カテゴリ:
旅行
- 感想投稿日 : 2022年3月31日
- 読了日 : 2022年3月31日
- 本棚登録日 : 2022年3月31日
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