重度脳性まひで自分の意思を伝えられない14歳の少女ジェマが主人公。ある日、大好きなヘルパー・サラの恋人から恐ろしい秘密を聞かされる。
ものすごくスリリングだった。一気読み。
ジェマの一人称で進むので、ジェマの葛藤やもどかしさが、無知な私に障害への理解を直接響かせる。
本筋ではないのだけれど、全然完全ではないジェマの里親のママが弱くてがんばってて尊敬する。障害のある子の3人の里親、それを支える制度こそが成熟した国家の証明。技術の発展に出会うチャンスを得て、コミュニケーションの手段を得ることができたジェマの幸運が当たり前の社会になりますように。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
こども
- 感想投稿日 : 2021年7月26日
- 読了日 : 2021年7月26日
- 本棚登録日 : 2021年7月26日
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