
題名と中身がリンクしていないけれど、ニューヨークタイムズ社とアメリカの出版の歴史を追った興味深い内容。
奇しくもAmazonが出版社からの買い切りを発表し、またポイントカードの個人情報流出で、ポイント制度の矛盾や限界を感じている昨今、出会うべくして会った本のような気がしている。
本の価値はどう形づくられるのか、アメリカの出版文化を変えた編集者は何を試みていたのか。
作品としての完成度は高くないけれど、断片的に見え隠れするフロンティアの奮闘に、勇気づけられるような思いもあった。
それにしても、自分がいかにカタカナ言葉に慣れてないかを思い知るような読書だった。アメリカ文学界の知識もないし。人生における読書量がまだまだ足りないんだな。
- レビュー投稿日
- 2019年2月7日
- 読了日
- 2019年2月7日
- 本棚登録日
- 2019年2月1日
『ベストセラーはもういらない』のレビューへのコメント
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