楽器を使ったセラピー、音楽療法をテーマにした物語。音大でピアノを専攻している真尋は音楽療法に出会い、見習いとして三上先生の元で色んな傷を抱えたクライアントと接する。
ここで真尋は三人のクライエントに関わるが、関わったことで本当は真尋自身が深い心の闇を抱えて生きていることが露になっていく。
真尋が母親と衝突する場面が多かったため、完全に母親が毒親っぽい感じなのだと思っていたが、最後に真尋の心の闇が露呈して、自分自身の心の闇に気付いてしまった真尋が一番脆く儚く感じた。
途中で同じような展開が続き、退屈になった。気になる展開がなかったため、途中何度か読むのを辞めてしてしまった。
結局何が言いたかったのかよくわからなかった。色々な問題が解決することもなく、スッキリしない終わり方だった。
「見えない星に耳を澄ませて」
現実が苦しいのなら、幻や空想を心の拠り所にするのもありではないだろうか
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年9月30日
- 読了日 : 2022年9月30日
- 本棚登録日 : 2021年3月16日
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