- カフェの世界史 (SB新書 683)
- 増永菜生
- SBクリエイティブ / 2025年2月7日発売
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2017年以来イタリアに滞在している著者がカフェを一つの窓として歴史を見る本を書きました。お菓子とコーヒーをお供に気楽に読もう。興味深い話題が色々と。
https://historia-bookreport.hatenablog.jp/entry/2025/02/07/002542
2025年2月7日
- 宋代開封の研究 (汲古叢書 70)
- 久保田和男
- 汲古書院 / 2007年2月1日発売
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北宋の首都開封が禁軍軍営が立ち並ぶ「軍都」から賑わいを見せる町へと変わる頃を扱う。
https://historia-bookreport.hatenablog.jp/entry/2025/01/28/100221
2025年1月28日
- プトレマイオス一世 エジプト王になったマケドニア人
- イアン・ウォーシントン
- 白水社 / 2025年1月27日発売
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アレクサンドロス大王の部下であり、後継者戦争の時代にエジプトの支配者となったプトレマイオスの伝記。
https://historia-bookreport.hatenablog.jp/entry/2025/01/28/093341
2025年1月28日
- 遊牧王朝興亡史 モンゴル高原の5000年 (講談社選書メチエ)
- 白石典之
- 講談社 / 2025年1月16日発売
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考古学の成果を元に、遊牧や騎乗の起源、そして匈奴からモンゴル帝国当たりまでの遊牧民王朝の歴史を描き出す。考古学の成果で具体的に示されると分かりやすくなることは結構あるなと。
https://historia-bookreport.hatenablog.jp/entry/2025/01/26/225002
2025年1月26日
- 地中海世界の歴史 勝利を愛する人々 共和政ローマ (5) (講談社選書メチエ 805)
- 本村凌二
- 講談社 / 2025年1月16日発売
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「父祖の遺風」をたたき込まれたエリート層と、戦争に熱狂する一般市民の「共和政ファシズム」、これによりローマが地中海世界の覇権を握るまでをかく。
https://historia-bookreport.hatenablog.jp/entry/2025/01/22/081436
2025年1月23日
- 西遊記事変 (ハヤカワ・ミステリ)
- 馬伯庸
- 早川書房 / 2025年1月8日発売
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西遊記の旅は玄奘の箔付けのため道教界と仏教界が共同で企画したものだったという設定の小説。中間管理職は辛いという感じのお仕事苦労物語のようなところの前半と、仕事にまつわる不正やそれにより歪められたものをどう回復するのか、人は困難に見舞われても正しくいることが可能なのかなどを考えさせられる後半、どちらもよい。
https://historia-bookreport.hatenablog.jp/entry/2025/01/17/231433
2025年1月17日
清末の動乱期にいきた3世代の女性達の姿を残された史料と、そこで語られたこと・語られなかったことをもとにした確度の高い推測を交えて描き出した一冊。
https://historia-bookreport.hatenablog.jp/entry/2025/01/16/122023
2025年1月16日
ユーゴスラヴィアからアフガニスタンまでの長期間に渉旅の記録。好奇心旺盛でタフな若者の目を通し、今ではもはや見ることのかなわぬ世界を追体験しているような感じがする一冊。
https://historia-bookreport.hatenablog.jp/entry/2025/01/09/224833
2025年1月9日
- 唐の北方問題と国際秩序 (汲古叢書 14)
- 石見清裕
- 汲古書院 / 1998年2月1日発売
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(読み終わったのは年末なので2024年読了本)
唐の建国と北方系勢力との関係、玄武門の変と突厥政策(遷都か戦うか、世民は主戦派)、隋の亡命政権と突厥、突厥遺民への対応といった対北方政策、3点のテュルク系墓誌の検討と異民族統治、唐と周辺国の国際秩序(外交儀礼、使節と内地人の交雑禁止、役所としての鴻臚寺など)を扱う。
https://historia-bookreport.hatenablog.jp/entry/2025/01/02/215035
2025年1月2日
- ガンダーラ彫刻と仏教 (プリミエ・コレクション 66)
- 内記理
- 京都大学学術出版会 / 2016年4月8日発売
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西北インド,ガンダーラ地方における仏教美術の年代について、考古学の成果を用いながら解き明かしていく。さらに地域を広げてインドの仏教のひろがりなども論じていけるのではないか。
https://historia-bookreport.hatenablog.jp/entry/2024/12/30/001443
2024年12月30日
- カヴァフィス詩集 (岩波文庫)
- カヴァフィス
- 岩波書店 / 2024年12月17日発売
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歴史へのアイロニー、老いの悲しさと若き日々への郷愁、そんななんとも寂しい感じの詩が多いですが、ひきこまれるものがあります。
https://historia-bookreport.hatenablog.jp/entry/2024/12/26/230306
2024年12月26日
- スパルタ 古代ギリシアの神話と実像 (文春新書)
- 長谷川岳男
- 文藝春秋 / 2024年12月17日発売
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アテネと並んで有名でありながら、あまりそれを扱った本がなかったスパルタについて、とりあえず先ずはこれをお薦めするところから始められるないようかと思います。大まかな歴史についてわかりますし、スパルタが後世どのように見られていたのかということもわかります。
https://historia-bookreport.hatenablog.jp/entry/2024/12/26/213554
2024年12月26日
戦間期のイラン、アフガニスタンを舞台とした青年バイロンのイスラム建築探訪の旅を書いた旅行記。極めて過酷な旅の様子、そして著者の審美眼が窺える建築や歴史についての叙述、面白かった。
https://historia-bookreport.hatenablog.jp/entry/2024/12/15/213509
2024年12月15日
- 古代オリエントガイドブック (シリーズ「古代文明を学ぶ」)
- 安倍雅史
- 新泉社 / 2024年9月2日発売
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メソポタミアやエジプトだけではないオリエント世界の様子をコンパクトにまとめたガイドブックです。
https://historia-bookreport.hatenablog.jp/entry/2024/11/17/185757
2024年11月17日
- 伝説とカフェラテ 傭兵、珈琲店を開く (創元推理文庫)
- トラヴィス・バルドリー
- 東京創元社 / 2024年5月17日発売
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傭兵を辞めたオークが次の仕事に選んだのは珈琲店経営だった。幸運のお守りを手に入れ、新たな挑戦に挑む。信じれば通ず、そして素晴らしい仲間にも恵まれていく,こういう話もいいですね。
https://historia-bookreport.hatenablog.jp/entry/2024/10/22/151138
2024年10月23日
- ラシード・アッディーン モンゴル帝国期イランの「名宰相」 (世界史リブレット人 23)
- 渡部良子
- 山川出版社 / 2024年10月23日発売
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「世界で最初の世界史」こと『集史』編纂者にして、イル・ハン国の改革を支えた宰相ラシード・アッディーンのコンパクトな伝記。
https://historia-bookreport.hatenablog.jp/entry/2024/10/21/233518
2024年10月23日
- 地中海世界の歴史4 辺境の王朝と英雄 ヘレニズム文明 (講談社選書メチエ)
- 本村凌二
- 講談社 / 2024年10月10日発売
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マケドニアの台頭以降のギリシアの歴史、ヘレニズム世界の歴史を心性史を軸に描こうとした一冊。政治や社会経済はコンパクトにまとめてる。
https://historia-bookreport.hatenablog.jp/entry/2024/10/11/001719
2024年10月11日
- フランクリン・ローズヴェルト ニューディールと戦後国際体制の創設者 (世界史リブレット人 93)
- 久保文明
- 山川出版社 / 2024年9月30日発売
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ニューディールや第二次世界大戦の時代の大統領フランクリン・ローズヴェルトのコンパクトな伝記。
https://historia-bookreport.hatenablog.jp/entry/2024/10/10/193133
2024年10月10日
- 傷ついた世界の歩き方 イラン縦断記 (エクス・リブリス)
- フランソワ・アンリ・デゼラブル
- 白水社 / 2024年9月28日発売
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コロナ禍があけた2022年、全土で抗議行動がおきるイランを縦断した著者による紀行文学。軽く読みやすい文章で扱っている内容はシリアス。
https://historia-bookreport.hatenablog.jp/entry/2024/10/07/090841
2024年10月7日
- アレクサンドロス以後 長いヘレニズムとギリシア世界
- アンゲロス・ハニオティス
- 名古屋大学出版会 / 2024年9月25日発売
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Angelos Chaniotis, Age of Conquestsの邦訳。
感想は原書を読んだときのものがありますが、そこに少し追記。
https://historia-bookreport.hatenablog.jp/entry/2019/05/04/132232
2024年9月25日
- レコンキスタ 「スペイン」を生んだ中世800年の戦争と平和 (中公新書 2820)
- 黒田祐我
- 中央公論新社 / 2024年9月19日発売
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単なる二項対立では説明がつかない諸勢力の複雑な関係を1冊にまとめたレコンキスタについての本。
https://historia-bookreport.hatenablog.jp/entry/2024/09/23/001010
2024年9月23日
- チ。 ―地球の運動について― (第8集) (ビッグC)
- 魚豊
- 小学館 / 2022年6月30日発売
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4巻から8巻までをまとめ読み。「地動説」という知を繋ぐため血を流す事をいとわない人々の物語。そして終盤に大きくひっくり返る展開が。
https://historia-bookreport.hatenablog.jp/entry/2024/09/03/094846
2024年9月3日
- チ。 ―地球の運動について― (第7集) (ビッグC)
- 魚豊
- 小学館 / 2022年3月30日発売
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感想はまとめて。
2024年9月3日