ひとはどう生き、どう死ぬのか

  • 岩波書店 (1997年1月1日発売)
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本年7.18日野原重明さんが、7.24犬養道子さんが逝去されました。享年105、96。ご冥福をお祈り致します。約20年前のお二人の対談「ひとはどう生き、どう死ぬのか」(1997.6)を読みました。まずは、犬養さんの体験から。1949年米国留学中に結核になり療養、病院で「カーテン、ベッドカバー、タオルの色、お好きな色をお決めなさい。色というのは、あなたを慰め力づける」。1995年スイスジュネーブの病院でがん手術「治療は個別主義、よく話を聞いて、例えば性格によって麻酔の量まで変える」。まず人間を見よ、各人を見よの全人ケア、日本では聖路加国際病院と淀川キリスト教病院ぐらいだそうです。病気だけ見て、人間を見ない。各人の違いも見ない。型通りのやり方からは早く脱皮して欲しいですね。医者が薬を売っているような現状、もうけることに偏重した医療はやめて欲しいです!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 哲学・人生論
感想投稿日 : 2017年7月30日
読了日 : 2017年7月30日
本棚登録日 : 2017年7月30日

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