悪党芭蕉

著者 :
  • 新潮社 (2006年4月22日発売)
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感想 : 10
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 嵐山光三郎「悪党芭蕉」、2006.4発行。タイトルを見て半信半疑で読み進めました。芭蕉が悪党だったかどうか、読後もよくわかりませんでしたが、著者の主な論旨は次の2つかと思います。①旅ゆく先々で芭蕉の碑が建てられていくのを見た正岡子規は、芭蕉のブランド化(宗教化、句の鑑賞でなく拝む対象に)に反感を ②「古池や蛙飛こむ水の音」蛙は池の上から音をたてて飛び込まない。池の端より這うように水中に入っていく。芭蕉は事実より観念(虚構)が先行。それを芥川龍之介は「芭蕉は大山師である」と直感した。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 詩歌・短歌・川柳
感想投稿日 : 2023年10月21日
読了日 : 2023年10月21日
本棚登録日 : 2023年10月21日

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