「父が消えた(芥川賞)」(1981)、「老人力」(1998)の赤瀬川原平さん(1937.3.27~2014.10.26 享年77)の「健康半分」、2011刊行の増補版、2006~2013のエッセイです。①体をこわしてやっと健康第一なんだとつくづく思う。②大人になるということは、病気を認知していくことだ。③スポーツジムで、若者は平均以上を目指し、中年はとにかく平均点を目指して努力している。普通であることが嬉しい、なんて、歳をとらないとわからないものだ。④入院して雑用の有難さが身にしみる。日常生活は雑用まみれ。
赤瀬川原平「健康半分」、2015.2発行、再読です。①病気になるとヒマになる。ヒマになると新聞をじっくり読み込む。小さな広告もじっくり眺める。いつもは見えない生活の隅々が目に留まる。興味が生まれる。(私は病気ではありませんが、いつもヒマです。新聞もよく読みますが、興味が生まれるまでにはなかなか至らないのが実情ですw)②ジムで若者は平均以上を目指し、中年以上は平均を目指して努力する。若い頃は平均や平常を嫌いたがるが、歳をとると普通であることが嬉しい。(本当にそう思います!w)
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
エッセイ
- 感想投稿日 : 2016年6月29日
- 読了日 : 2016年6月29日
- 本棚登録日 : 2016年6月29日
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