海を見に行こう (集英社文庫)

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本棚登録 : 933
レビュー : 109
著者 :
SOHFMさん 小説(現代)   読み終わった 

後半の三作がとてもよかった。
「海のせい」
同棲カップルのすれ違い、別れを決めて切り出そうとしているけれど、タイミングがつかめず切り出せない彼女。
微妙な分かり合えなさからもどかしくなったり、本当にこのまま付き合い続けていいのだろうか?と揺れ動く気持ちが、すごく絶妙に書かれていると思う。
別れようと決めたのに、いいところもあると考えたり、過去の思い出がよぎって結局別れられなかったり。。。。
怜子はこの先も同じことで悩んで、二人は上手く行かなくなるきがするけれど・・・

「小さな生き物」
結婚や子供についての価値観が対象的な考えの幼馴染三人組。
子供ができたかもしれない、けどまだそれを受け入れることができない葛藤。
結局妊娠ではなかった、と分かったときのもやっとした気持ち。
台詞の一つ一つがリアルなものばかりだった。
結婚とか出産とかすごいな、踏み切れる勇気もないな、と思うところがあるので電車のシーンはヒヤッとした。

「海を見に行こう」
夫婦と親子の、愛情を垣間見た。
ラストはすこしドラマティックでくさい感じだったけれど、こんな優しい家庭もあるんだな、とホロッとした。

レビュー投稿日
2017年6月12日
読了日
2017年6月12日
本棚登録日
2017年6月12日
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