高卒女性の12年 不安定な労働、ゆるやかなつながり

  • 大月書店 (2015年7月21日発売)
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感想 : 5
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高卒女性の高卒後について、彼女たちはどのようなその後を送っているのか、いろいろな例を知りたいとこの本を手に取った。
四人のエピソードが書かれているが、正直言ってどの四人も似たりよったり、といったところで参考になったり興味が沸いたりするものではまったくなかった。
取材を許可した対象者がみな低偏差値の同じ高校を卒業した、繋がりのある四人だったため狭いコミュニティで、パターンが似通ってしまっているので、まぁそういう世界もあるよね、くらいの感覚になってしまう。
(それを意図していわゆる狭い世界の、地元コミュニティのあり方について本書では書かれているのだとは思うけれども。)
少し自分の望んでいた内容とは異なってしまっていたため、途中から読むのが苦痛になってしまった。

しかし最近は女性でもキャリアを積む人たちが増える一方、こういったキャリアのない女性も増えていることには、確かにあまりメディアでもフォーカスされていないと思うので、今後もっと注目され少しでも生きやすい世の中になって欲しいと思う。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: エッセイ
感想投稿日 : 2017年3月24日
読了日 : 2017年3月24日
本棚登録日 : 2017年3月24日

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