ノートに断章を書きとめながら読む。あっぷあっぷなのに止まらない。なにせ言葉がかっこよい。相当胡散臭いかっこよさで私はそういうのにやたら弱い。夢魔との対話、死の思索の段階論、存在革命へのアンチテーゼ‥思念が渦巻く宇宙まで。乗じて言葉の切先が矢継ぎ早に斬りつけてくるのだからたまらない。シビれる。兎に角第五章〈夢魔の世界〉は圧巻。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
日本文学
- 感想投稿日 : 2014年1月4日
- 読了日 : 2012年6月10日
- 本棚登録日 : 2014年1月4日
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