雪国 (新潮文庫)

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感想 : 813
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本には、それを読むのに適した年齢があると思います。高校生のとき、大学に入ったばかりのとき、島村や駒子を取り巻く状況が全く分かりませんでした。動きがない、答えを出さない、臆病。なんでこれが‘名作’なの??と。
わかった、エロか!!この妙にほのめかすエロな感じがいいのか。いつの時代も妄想を掻き立てられる表現が歓迎されてきたのは一緒か。
もちろんその年齢は人によって全然違うのが当たり前ですが。私は三回目にしてやっと、この文体になんとかついていけるようになりました。以前と受け取るものが違うなぁと感じるのは新鮮なことです。要は、「読書をするとき背伸びをするな」。わからないものはそのままに、いつか再チャレンジしてみると楽しい。

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感想投稿日 : 2008年5月1日
本棚登録日 : 2008年5月1日

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