トレーラーの運転手として転々とする父親と暮らすチャーリー、15歳。父親の新たな仕事のためにオレゴンに引っ越してきた。以前いたところではフットボールの選手として表彰されたこともあるチャーリー。新学期と共に地元のフットボールチームに入るため日々ランニングは欠かさない。その途中で競馬場があることを知り、調教師の手伝いをすることにする。狡猾な老調教師デルだったが、そこで競走馬のリーン・オン・ピートに愛情を注ぐようになる。やがて、父親がトラブルに巻き込まれ重傷を負って病院に入院し意識が戻らないまま、亡くなってしまう。そしてリーンもけがをしているようで安楽死になりそうだとわかる。チャーリーは唯一自分に優しく接してくれた伯母を探しにリーを連れてワイオミングへ向かう。
伯母の住所も知らず、デルの車を盗み(もちろんリーンもデルの馬だ)無免許運転でひたすら走る。車が壊れればリーンと二人(?)で歩いて行く。途中に起きる様々な障害。野宿や万引き、けんかやケガ。そして最愛のリーンを交通事故で失う。何回も保護され、そのたびに逃げ出し、ボロボロになりながらも伯母を探し出す。
いやはや、壮絶なロードストーリーだった。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説(海外)
- 感想投稿日 : 2019年5月29日
- 読了日 : 2019年5月29日
- 本棚登録日 : 2019年5月24日
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