ノエル―a story of stories

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本棚登録 : 1479
レビュー : 264
著者 :
ねこにごはんさん 道尾秀介   読み終わった 

3つの短編がそれぞれ絡み合っている連作短編集となっている。
一番始めの『光の箱』がとても良かった。
長編で感じたような“騙された感”を体感できます。
友だちのマサキがなぜ片仮名表記だったのか・・・とか
車にぶつかった場面とか読み進めてみれば なーるほどなんだけど
そこにいたるまでがドキドキハラハラで。しっかりと道尾さんの思うツボでした^^;
二番目の『暗がりの子供』では道尾さんの言葉のトリックに今度はひっかからなかったけど
大人の会話を子どもが盗み聞きして 親を冷ややかにとらえ始める莉子ちゃん。ミステリ部分よりも彼女の心の成長が感慨深い。
三番目の『物語の夕暮れ』は愛妻を亡くして悲しみに暮れる老人・与沢の人生の選択の話。
私は本編よりも中に織り込まれた与沢の作ったカブト虫の話にじーんときてしまった。
3つの話、それぞれの人たちの人生が混じり合って優しく溶け合って互いを労わっているような気がして 温かい気持ちになるラストだったと思う。

レビュー投稿日
2012年12月14日
読了日
2012年12月14日
本棚登録日
2012年12月14日
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