図書館の神様

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本棚登録 : 3241
レビュー : 633
著者 :
ねこにごはんさん 瀬尾まいこ 長編   読み終わった 

早川清(きよ)は小学生から高校までバレーボールに魅せられ、ひたすらに打ち込んだ。
真面目で何事にも妥協をしない清の発言がある日一人の部員を傷つけ、悲しい運命を背負わせてしまう。
周りからの非難の目に耐え切れずに清はバレーから遠ざかった。
清は高校を卒業し地元から離れた田舎の私立大学に通い始めたが、バレーボールへの未練が残っていた。
せめてバレーにかかわっていたいとバレー部の顧問になりたいがために高校の講師になった。
しかし清に与えられたのは文芸部の顧問だった。しかも部員は垣内という男子生徒ひとりだった。

大好きなバレーボールを止めざるを得なくなって最初はすごくなげやりで
いい加減な教師の姿を呈していた清だったけど不倫関係にあった浅見や同僚の松井、文芸部の垣内、
弟の拓実に接していく中で何かを掴んでいく様子がとてもほのぼのと描かれている。
この中の登場人物の何人かが言うとおりスポーツ系の部活に比べて文科系の部活は地味で
活動自体大してしていないようにな気がする。実際私自身中学生のころは放課後は図書館で過ごすよりも
体を動かすほうだったから同じように感じていた。何をするにつけ自分自身が大好きで懸命に取り組んでいるものならば価値は同じなのだと思わせられた。国語教師でありながらまともな文学を読んでいない清に
色々と作品を奨める垣内とのやり取りが教師と生徒が逆転しているようで可笑しかった
「黙るべき時を知る人は言うべき時を知る」という格言が印象深い。

レビュー投稿日
2011年4月8日
読了日
2011年3月30日
本棚登録日
2008年11月8日
3
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