うーん。
暗黒王国と彼自身が言うのは、
空理空論、あるいは誤解、捏造によってキリスト教的コモンウェルスを曖昧にしようとする存在である。
具体的には、教会、アリストテレスを頂点としたギリシャ哲学の信仰者。
聖書を典拠としないキリスト教的文化について、
ホッブズはルターの如く、聖書を常に典拠としながら、
批判し、キリスト教的コモンウェルスを維持しようとする。
おそらく、この文化に馴染みのない人にとって、
この第3部から続くこの流れは分かりにくいものと思われる。
近代の社会体制を考えるために、この古典を読むのであれば、
第2部まで、余裕があれば第3部まででよいかもしれない。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
哲学
- 感想投稿日 : 2012年3月30日
- 読了日 : 2012年3月30日
- 本棚登録日 : 2012年2月6日
みんなの感想をみる