はじめは、ただ山に登りたかっただけなのに、
「おれ、のぼってきたよー」って騒いでたのに。
ある頃から、夢とか、否定をなくすとか、スローガンとともに登山家として伝えるようになっていった。いや、もしかしたら、山好きの彼女からの否定への抗議だったのかもしれない。
あえて、自分の弱さをさらけ出すことで、支え合う社会の実現を目指した勇気。
史多、糸井重里さんの言葉を贈るね。
「ひとりぼっちだなあ」という感覚は
きりきりっと寒い冬の夜の、
北極星の光のようなものじゃないかな。
そのほのかな光が見つけられないと、
じぶんがどこにいるのかわからなくなっちゃう
「ひとり」が、まずすべてのはじまりです。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
エッセイ
- 感想投稿日 : 2019年5月7日
- 読了日 : 2019年5月7日
- 本棚登録日 : 2019年5月7日
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