1987年に19歳で文學界新人賞を受賞した著者が自分の過去の中から三年間だけを選んで「私」を語った。父の死、母の乳癌、祖母から受け継いだ朝鮮韓国人の血。それは、彼女の人生において外す事の出来ない節目である。苦難か、それとも天啓か。2004年、35歳でふらっと何処かへ逝ってしまった鷺沢萠の等身大の姿が見えてくる。
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カテゴリ:
現代
- 感想投稿日 : 2006年1月22日
- 本棚登録日 : 2006年1月22日
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