涼宮ハルヒの憂鬱 角川文庫版 (角川文庫)

  • KADOKAWA (2019年1月24日発売)
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感想 : 38
4

 後輩が東京ドーム前でハルヒダンスを踊っていたり、
 北京オリンピックのパクリキャラクター涼宮ハルビンが現れたり、
 ライフライナー事件にAYA STYLE、地獄のエンドレスサマー、今でも思い出せる数々の始まりのラノベである。
 初版16年前の2003年だ。
 あの現象は一体、なんだったんだろうか。
 この度、ラノベが小説版になったので読んでみることにした。


「この中に宇宙人、未来人、異世界人、超能力者がいたら、あたしのところに来なさい。以上」
 
 涼宮ハルヒは高校入学の自己紹介開始早々にブッ飛んでいた。
 席が彼女の目の前で、毎日変わる髪型について突っ込んでしまったばっかりに、涼宮ハルヒに振り回されることになったキョン。
 彼女が立ち上げた同好会SOS団には、彼女が乗っ取った唯一の文芸部員の長門有希、拉致されてきた先輩の朝比奈みくる、転入早々に強制連行された古泉一樹が加わる。

 何か非日常的体験は起きないか。
 街中を探索しようが、そんなことは起こるはずもない。
 しかし、涼宮ハルヒ自身が気が付かないところで、非日常の世界は彼女を中心に浸透していた。
 情報爆発の中心地、時空の断層、世界創造の神。
 涼宮ハルヒは何者なのか。
 傍若無人な彼女自身だけが、まだ知らない。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2019年3月2日
読了日 : 2019年3月2日
本棚登録日 : 2019年3月2日

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