信玄の軍配者(上) (中公文庫)

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レビュー : 24
著者 :
ホースケさん 小説   読み終わった 

 かつて足利学校で学んだ学友、三人の一人の左郎次は、学校時代には亡き山本勘助の名を騙っていた。
 足利学校のち建仁寺で軍配者として学んだのち、大名に召し抱えられるべく諸国を歩いたが、誰も左郎次を召し抱える者はいなかった。
 仕方がなく生まれの駿河に戻ると、山本家の郎党から仇とされ、軟禁生活が八年続き、軍配者として名を上げる夢を叶えられずに腐っていた。

 この時期、駿河には無人斎こと武田信虎がいた。
 戦上手の男だったが政は全くできず、家臣に恨まれた挙句に息子の晴信に甲斐から追放されて駿河で隠居していた。
 しかしこの男、甲斐に戻り再び主君となる野望を秘めていた。

 無人斎は左郎次に、甲斐へ行き晴信を殺せ。
 そうすれば、俺が主君として戻った暁に軍配者にしてやると持ち掛ける。

 そうしたところで殺されるだけだ。
 甲斐に行く気は全くなく、さりとて駿河で腐り果てる気はなく、左郎次は駿河から出奔し、かつての学友、北条の軍配者として名を挙げた風魔小太郎に会いに小田原へと向かった。

 下巻へ続く。

レビュー投稿日
2018年11月25日
読了日
2018年11月25日
本棚登録日
2014年10月26日
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