孤狼の血 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA (2017年8月25日発売)
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本棚登録 : 5281
感想 : 505
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昨日、柚月裕子の「孤狼の血」(角川文庫)という本を夢中でよみました。
日本推理作家協会賞、映画化されるということで本屋さんで手に取りました。
昭和63年呉を舞台にした暴力団の抗争を描いたものです。
そうです! この小説はあの「仁義なき戦い」を下敷きにされており、
主人公はヤクザではなく警察官です。
でも、あの映画を彷彿とさせるようなシーンが次々と展開され、
一気に読むハメとなりました。
作者は岩手県出身で広島とはあまり関わり合いがないようなのですが、
登場するヤクザや刑事の広島弁はなかなか堂に入ったもの。
たのしみな作家が現れたものです、しかも美人ときています。
気になられた方は一度手にとってごらんになってください。
最後は泣かせますよ!!!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2017年11月3日
読了日 : 2017年11月4日
本棚登録日 : 2017年10月25日

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コメント 1件

hocco21さんのコメント
2017/11/04

生まれも育ちも広島なので、広島弁がきになりました。井上ひさしの「父と暮せば」では決して使わない広島弁が出てきてがっかりいました。この小説では呉ですが、広島と呉でも微妙に違うようです。従って正当な呉弁かどうかは自信ありません(笑)

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