ついに”イッて”、もとい”逝って”しまった紀州のドン・ファンの辞世の作。第一作があまりにも面白く、続編である本作が出版された直後に読んでいたら、すぐ本人が亡くなられるというスピード感に驚いてしまった。
著作としての完成度は残念ながら前作には劣り、前作のヒットにより、「こう書けば読者は喜ぶだろ」という本人(もしくはゴーストライター?)の意図が透けてみえてしまい、紋切り型の表現が多発する点には多少辟易させられる。
とはいえ、これでドン・ファンの姿が見えなくなってしまうというのは、一ファンとして大変悲しい。例の事件は未だ真相が不明であり、一刻も早い解決を望む。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ノンフィクション
- 感想投稿日 : 2018年7月14日
- 読了日 : 2018年5月26日
- 本棚登録日 : 2018年4月28日
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