わが人生の時の時 (新潮文庫)

3.57
  • (3)
  • (8)
  • (11)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 61
レビュー : 8
著者 :
hokkaidoさん 日本文学   読み終わった 

氏の政治思想をどう考えるかはいったんカッコの中に入れるとして、描かれた多数の情景のイメージがもたらす甘美さ、それをもたらす日本語表現の巧さは、やっぱり評価されるべきものという印象を持った。特に氏が傾倒するヨットの経験を通じた海での様々な航海体験や、その中での自然の脅威などの表現は、氏でなければ書けなかった世界だと思う。

文芸評論家の福田和也が、全ての作品に100点満点での点数を付けた「作家の値打ち」で村上春樹と古井由吉と並ぶ96点を付けたことには同意しないけど、一読に値する読書体験を与えてくれることは間違いない。

レビュー投稿日
2014年4月29日
読了日
2014年4月29日
本棚登録日
2014年4月29日
0
ツイートする
このエントリーをはてなブックマークに追加

『わが人生の時の時 (新潮文庫)』のレビューをもっとみる

『わが人生の時の時 (新潮文庫)』のレビューへのコメント

まだコメントはありません。

コメントをする場合は、ログインしてください。
ツイートする