夜露死苦現代詩 (ちくま文庫)

3.71
  • (19)
  • (30)
  • (22)
  • (7)
  • (2)
本棚登録 : 316
レビュー : 29
著者 :
hokkaidoさん ノンフィクション   読み終わった 

文学の一ジャンルとしての「現代詩」は古びて世間から乖離見られない存在になってしまったが、市井の中にはリアルな「現代詩」が存在するーそうした観点から、徹底的に街中の現場に落ちている「現代詩」を収集し、まとめあげた労作。

登場するのは、点取占い、死刑囚の俳句、風俗店のキャッチコピー、アンダーグラウンド・ヒップホップなど、本当に多岐に渡る。

その中でも特に素晴らしいと感じたのは、玉木博の話芸である。昔の歌謡曲のイントロの間にその歌の世界観を自らの言葉で表現し語る司会者としての力量には感服させられる。

============
言えないことを 言いたくて
飲めないお酒を 飲みました
見れない夢が 見たくって
切ないうそも つきました
みんなとけてく グラスの氷
恋も 涙も 思い出も
「酒と泪と男と女」
川島英五さんが唄います
(本書p112より引用)
============

レビュー投稿日
2015年3月15日
読了日
2015年3月2日
本棚登録日
2015年3月7日
0
ツイートする
このエントリーをはてなブックマークに追加

『夜露死苦現代詩 (ちくま文庫)』のレビューをもっとみる

『夜露死苦現代詩 (ちくま文庫)』のレビューへのコメント

まだコメントはありません。

コメントをする場合は、ログインしてください。
ツイートする