親しい友人たち (山川方夫ミステリ傑作選) (創元推理文庫)

著者 :
制作 : 高崎俊夫 
  • 東京創元社 (2015年9月30日発売)
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本棚登録 : 101
感想 : 10
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好きな日本人作家を5人挙げるとしたら、そのうちの1人として確実にセレクトするであろう作家、山川方夫。特異な短編小説を生み出し、江藤淳等の才能を発掘したことで知られる彼が34歳という若さで夭折してから、今年で50年になるらしい。久しぶりに書店に行くと、そういうタイミングということもあって彼の作品集が幾つか平積みされており、手に取ったのがこのミステリ傑作選。

一般的に山川方夫は純文学作家と解釈されているように思うが、実際のところ4回の芥川賞候補に加えて1回直木賞の候補にもなっている。ミステリー作家の法月綸太郎の優れた解説によると、純文学とミステリ・SFを結び付けた最後の世代として山川方夫が認識されていた様子が非常によく理解でき面白い。

作品については改めて言うこともないが、死に対する甘美な憧れ、独特のブラックユーモア等、山川方夫の世界を知るのにはなかなか面白い選集になっている。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 日本文学
感想投稿日 : 2015年12月19日
読了日 : 2015年12月19日
本棚登録日 : 2015年11月29日

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