文明崩壊 下: 滅亡と存続の命運を分けるもの (草思社文庫)

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本棚登録 : 948
レビュー : 60
制作 : Jared Diamond  楡井 浩一 
hokoriさん 歴史   未設定

栄えていた文明が、どんな要因で崩壊に至ったのか?
その要因を、過去の文献・地質調査などから事細かに洗い出していく。
化学実験のように現象を再現はできないが、過去に起こった出来事をシミュレーションして法則を導き出す。
本書では、気候変動・人口増加・環境破壊・外敵を要因と推測(まだあったかもしれない)。これらの要因はからみあって、次第に後戻りできないところまで崩壊が進んでいってしまう。
何百年と続いた文明が崩壊した過去。その地続きである現代の文明も崩壊してもおかしくない。崩壊の要因となることは現代でも起こっている。むしろ科学技術の発展により、より加速している。
こうすれば崩壊は防げる、というような銀の弾丸は示されない。環境破壊については、企業が長期的な利益を考えて環境負荷が低い行動をとるようにする流れがあること、消費者が環境に良い製品をより購買する傾向がみられること、などを上げている。(しかしまだまだ少数派)
グローバル化は世界が繋がってひとつの世界となりつつあること。ひとつの国・企業の影響が他のところに連鎖的に影響を与える。
過去の文明が滅びた時は、その地域だけで済んでいたことが、全世界規模で起こりうる可能性がある。
世界で起きてることは他人事じゃあない。

レビュー投稿日
2014年10月1日
本棚登録日
2014年10月1日
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