おにぎり、ちょうだい ぽんぽこもののけ陰陽師語り (角川文庫)
- 角川書店(角川グループパブリッシング) (2012年12月25日発売)
物語の終わりに、
「次巻『おにぎり、ぽろぽろ』
ぽんぽこの秘密が明らかに!?
乞うご期待!!」
と、書かれていたんやけど、
いやいやぽんぽこの秘密よりも鬼麿のほうが気になるんですけど!?
読み進めながら
「まさか・・・。いやそんなはずは・・・」
と、ウスウス思ってたけどやっぱり、
この本、シリーズもんの真ん中やったのか・・・! ガックリ
歴史もの(と、いうていいんかわからんが・・・)は、わりと脈絡なく話がどんどん進んでいきますやん。
これもそういうノリなんかなあ、それにしてもなあ、と、思っていたら、やっぱり・・・。
この本の前には「ちょんまげ、ちょうだい」など、タイトルにちょんまげがつけられてるシリーズが3冊あるので、どうやらそちらを先に読むほうがよさそう。
ちなみにこちらは江戸時代の話らしい。
作中でも、ぽんぽこが数百年後の時代がどうのこうの、と、記述されていたので、ぽんぽこはタイムスリップしてる設定なんかもしれへんな。
江戸時代から平安時代へのタイムスリップなんで、こちらからすると、なんかもう・・・(笑)。
さて、そんなこんなでほんまに「狐につままれたように」ちゅうか「狸にばかされてるように」読み進めた平安時代を舞台としたこの話は、始終おなかがすいているお話やったな(笑)。
私も現在は毎日
「おなか、すいたなあ・・・」
と、思っているので、そういう意味では妙にシンクロしないでもなかったけれども(いやいや、空腹の具合は全然違うと思うけど)、あの陰陽師の孫たちが登場したりするような、うんもう私の好みにストライクの話でしたよ!
ストライクっていうても知識はほぼゼロなので、
「えっとこれは、どういう時代背景の話なのかな・・・?」
ちゅうていたらく(笑)。
教科書を読めと。いやいや、こういった物語を読むことでたしょうの知識が増えればいいよ。
ええとー、
「平家にあらずんば人にあらず」
というようなフレーズを見たので、清盛が絡んでるってことよね・・・。
牛若丸もチラッとでてきたし、
「平家に味方するな」
などと鬼麿に助言する面子もちらほらいたので、この後平家が衰退するみたいな展開になるの・・・?
いや、そこまではたぶんいかないのかな。
とりあえずこの続きを読むまえに、ちょんまげシリーズをリクエストしました。
この世界観に慣れているうちに次を読みたいところやけど、果たしてどうかな・・・(笑)。
いやー、それにしても、いいよね~。
今は幕末幕末いうてるけど、元々私は平安のころの京都のほうが好き~。
あの、あの世とこの世がこう、隣り合わせにいるっていう感覚がすごいファンタジックですやんね。
(きれいごとやけれども、まあそこはアレで)
(2015.12.12)
- 感想投稿日 : 2016年9月13日
- 読了日 : 2015年12月12日
- 本棚登録日 : 2016年9月13日
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