幽霊が多すぎる (創元推理文庫)

3.38
  • (2)
  • (13)
  • (19)
  • (3)
  • (0)
本棚登録 : 142
レビュー : 14
制作 : Paul Gallico  山田 蘭 
みのりさん 小説・外国   読み終わった 

ポール・ギャリコは「スノーグース」が大好きです。
最初は「トマシーナ」「ジェニイ」「猫語の教科書」など、猫好きのため読み始めたのですが、「スノーグース」でそれまでとは違った感覚を得られました。
そしてこの「幽霊が多すぎる」は推理小説なのでまたもや驚きました。
そしてポール・ギャリコがまたもや好きになりました。

貴族のお屋敷で起こったポルターガイスト現象を解明するために、心霊探偵が訪れて、次々とそのトリックを暴いていくのです。
登場人物の背景や行動、それに心理を主人公と探る感覚がとても面白かったです。まさしく推理小説なのです。

主人公の人物は頭脳明晰の好男子かと思いきや、女性に弱いという弱点があり、それもまた好ましいです。
ポルターガイスト現象、心霊関係の記述も詳細で、現代ののインスタントな心霊的な話も一蹴できそうでもあり興味深いです。

惜しむらくは、当然ですが人物の名前が全員、カタカナで長い。そして沢山。
私には名前を覚えるのに時間がかかりました。(見返しに列記されているのでそれを時々見直していたけど)
主人公のヒーロー(姓)もアレクザンダー(正式名)、愛称でサンドロ、アレックスと変化するし(これはまだわかりやすいけど)
~~夫人も、姓と名と時々によって名前が変るので、こういうのがサクっと頭に入らないので自分の頭が残念です・・・

余談
ギャリコは「ポセイドンアドベンチャー」の原作者でもあるし、「トンデモネズミの大冒険」も書いている。多彩な人なんだな~と思います。映画化されて成功したとwikiにかいてあるし。この話も映画やミュージカルにいいのでは?と思うな。視覚で登場人物を捕らえたほうが面白いし、ポルターガイスト現象を見るのも種明かしもいいのでは?と思う。でもこういう推理小説はもう使い古されたのかな?

レビュー投稿日
2011年11月6日
読了日
2011年11月6日
本棚登録日
2011年11月6日
0
ツイートする
このエントリーをはてなブックマークに追加

『幽霊が多すぎる (創元推理文庫)』のレビューをもっとみる

『幽霊が多すぎる (創元推理文庫)』のレビューへのコメント

まだコメントはありません。

コメントをする場合は、ログインしてください。
ツイートする