誘拐 (角川文庫 ん 17-3 ミステリーアンソロジー)

著者 :
  • KADOKAWA (1997年10月1日発売)
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本棚登録 : 166
感想 : 10
4

 誘拐モノて、実はそんなに好きではないんですよ。
 ハラハラするのが苦手というか、探偵側が追いつめられるのが苦手なので。
 でも、収録作品はわりとおもしろいのが多かった。
 本全体としては、★3.5くらい。


○二十世紀的誘拐(有栖川有栖)【★ ★ ★ ★】
 学生アリスシリーズ。
 20世紀が何の時代なのかが思い付かなかった。

○セコい誘拐(五十嵐均)【★ ★】
 真相は何となく分かったけど、オチの意味がよく分からない。
 てか、夏樹静子さんのお兄さんなんですね。

○二重誘拐(折原一)【★ ★ ★】
 ラスト、今の時代だったら実現しそうで怖い。

○知らずべからず(香納諒一)【★ ★ ★ ★】
 前にこの人の作品を読んだとき、ミステリ? て感じだったので、今回もあんまり期待していなかったんだけど、今回はちゃんとミステリだった。

○スイカの脅迫状(霞流一)【★ ★ ★】
 謎解きとしてはどうなんだろう、て感じだけど、キャラがよかったな。
 シリーズじゃないのかなー。

○トランスミッション(法月綸太郎)【★】
 語り部の行動が理解しがたく…。

○さらわれた幽霊(山口雅也)【★】
 キッド・ピストルズシリーズ。
 このシリーズは苦手。頭にも入って来ない。

○誰の眉?(吉村達也)【★ ★ ★ ★ ★】
 氷室想介シリーズ。
 独特の訛りに意味があったかどうかは分かんないけど。ミスリードのため?

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ミステリ(小説/日本)
感想投稿日 : 2018年5月13日
読了日 : 2018年5月13日
本棚登録日 : 2018年5月13日

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