ホモ・デウス 下 テクノロジーとサピエンスの未来 ホモ・デウス テクノロジーとサピエンスの未来

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本棚登録 : 52
レビュー : 8
制作 : 柴田裕之 
骨しゃぶりさん  未設定  読み終わった 

この点の本は下巻よりも上巻の方が面白いという印象があったが、今回ばかりは下巻の方が面白かった。

未来予測系の本を読むと「なんかネットで見たことのある話の寄せ集めだな」と感じることが多い。結局のところ最新技術紹介でしかなく、「だから未来は今よりも素晴らしいです。良かったですね」で終わってしまうのだ。せいぜい今の価値観・仕事の仕方に固執していると置いてかれると警告がある程度。

しかし本書は違う。人間の価値観が技術の影響下にあることを前提に、今の人間至上主義が無くなる可能性がある、と述べている。タイトルにもなっている「神となる人」よりも、こっちの方が重要だと思う。

いつの時代・地域でも、人は今の価値観が絶対で普遍的だと考えてしまう。他の価値観があることを知識としては知っていても、それはまともではないと思いがちだ。昔の人は分かっていなかったから神を信じていたのだろう、と。

だが今の人間至上主義も、国民の質と数が国力に直結する世界だったからこそ生まれたものである。そのためこの先アルゴリズムが進歩し、人の数が力とならなくなった時、人権を守る必要はあるのか。このように話を持っていくから本書は他と違う。

レビュー投稿日
2019年1月27日
読了日
2019年1月27日
本棚登録日
2019年1月27日
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