慈雨

3.78
  • (56)
  • (132)
  • (103)
  • (10)
  • (0)
  • 本棚登録 :720
  • レビュー :125
著者 :
hongoh-遊民さん 警察小説   読み終わった 

警察小説でありながら、題名通りのしっとりとした夫婦愛が最後を飾り、涙腺を刺激する。
定年退職した元刑事が、妻を伴った四国遍路の巡礼と、幼女誘拐殺人事件が同時進行する。
彼は、16年前に発生した同様の事件で冤罪に加担したという悔いを抱えるため、現在の事件にも進んで関わりあう。
遅々として進まぬ捜査に、頁をめくるのももどかしくなる。
しかし、事件解決の端緒を掴んでからの急転直下は、一気読み。
過去の冤罪事件を暴くことは、警察への信頼と自分たちの立場をも危うくするにもかかわらず、身を挺してでも自らの責任を果たそうとする刑事たち。読んでいて、爽快感に胸が震える。
警察小説と、夫婦愛小説と、それに彼らの娘に隠された秘密とが融合した傑作ミステリー。

レビュー投稿日
2017年2月3日
読了日
2017年2月2日
本棚登録日
2017年2月3日
7
ツイートする
このエントリーをはてなブックマークに追加

『慈雨』のレビューをもっとみる

『慈雨』のレビューへのコメント

まだコメントはありません。

コメントをする場合は、ログインしてください。

『慈雨』にhongoh-遊民さんがつけたタグ

いいね!してくれた人

ツイートする