日本の時代小説だけれども、主人公を襲うミステリアスな展開に、あたかも海外小説を読んでいるかのような感がした。主人公瑞枝に降りかかる底知れぬ悪意、次から次へと犠牲になる主人公の味方たち、そして最後は、題名どおり心中となる重い物語であるが、最終頁での、奉行所同心大島とその妻との会話でほっと。読後感よく本を閉じることができた。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
時代小説
- 感想投稿日 : 2012年8月2日
- 読了日 : 2012年7月31日
- 本棚登録日 : 2012年8月1日
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