カウントダウン (新潮文庫 さ 24-15)

著者 :
  • 新潮社 (2013年10月28日発売)
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本棚登録 : 288
感想 : 38
4

選挙小説というジャンルがあるなら、この作品もその一冊といえようか。
選挙は、当選か落選かで、天国と地獄ほどの差があり、その当落そして開票へ向けての行動はドラマになり、小説の好材料。
実在の夕張市を登場させ、架空の財政破綻市=幌岡市で、多選市長の阻止に向けて立ち上がる若手市議の選挙戦は、読み手を熱くする。
希望を言えば、小説としては尻切れトンボみたいで、もっと選挙戦についてページを膨らませてほしかった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 選挙小説
感想投稿日 : 2013年12月16日
読了日 : 2013年12月15日
本棚登録日 : 2013年11月1日

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コメント 2件

hs19501112さんのコメント
2014/01/06

佐々木譲は大好きな作家ですが、以前に読んだ別な選挙モノが、少々ガッカリさせられたので、コレは敬遠してました・・・。

が、このレビューを読んで、コレも読んでみたくなりました。

honno-遊民さんのコメント
2014/01/06

選挙小説は、読み手を熱くしますよね。真保裕一の「ダイスをころがせ!」も未読でしたらお勧めします。

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