国家と教養 (新潮新書)

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本棚登録 : 446
レビュー : 41
著者 :
hongoh-遊民さん エッセイ   読み終わった 

現代においては死語と化した「教養」について、『国家の品格』の著者が述べる文化論。
その衰退の要因として、次の4点を挙げる。
①生活を豊かにするのには役に立たないと見下す現代人
②アメリカ化
③グローバリズム
④二つの世界大戦
そして、教養を主体とした、ヨーロッパさらに日本の歴史が詳らかに綴られる。少数エリートに独占されていた教養は、戦争を押しとどめる上では無力だった、と。
しかし、民主主義は教養がなければ成り立たないと、解き明かす。
では、情報社会の現代に対応する教養とは何かといえば、「生を吹き込まれた知識、情緒や形と一体になった知識」だそうだ。
それには、我が国が誇る「大衆文化教養」が役に立つと述べ、アニメ映画『君の名は』にも触れる。
それらを自らの血肉にするには、読書が欠かせない、と強調する。
ブクログの利用者の中には、我が意を得たり!と、感嘆する人もいることだろう。

レビュー投稿日
2019年1月30日
読了日
2019年1月27日
本棚登録日
2019年1月30日
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