自由党史 上 (岩波文庫 青 105-1)

  • 岩波書店 (1957年3月25日発売)
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日本初の政党である自由党の「正史」。1910年刊行の文庫化である。旧字体、文語文、活字が小さいということで、読みにくいことこの上ないが、とりあえずざっと目を通してみる。

下巻の解説によると、当初は伊藤博文の立憲政友会への合流を正当化するために企画されたが、結局は板垣退助監修になったようだ。なので、板垣を顕彰するような叙述が結構ある。たとえば西郷隆盛は板垣の思想的同士のように描かれているが、これは西郷人気にあやかったものかもしれない。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2023年3月19日
読了日 : 2023年3月8日
本棚登録日 : 2023年3月10日

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