竜が最後に帰る場所

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本棚登録 : 924
レビュー : 177
著者 :
制作 : くまおり 純 
honzukimemoさん  未設定  読み終わった 

読みやすく、それぞれ毛色の違う作品を収めた恒川光太郎の短編集。共通するテーマは「解放」だと思うのですが、「解放」のニュアンスが作品によって違っています。

「風を放つ」と「迷走のオルネラ」はリアリズムの手法で描かれ、幻想は現実の裏に仄めかされる形で提示されています。

「夜行の冬」は「秋の牢獄」を彷彿とさせる物語で、初期からの読者には懐かしさを覚える方も多いのでは。

「鸚鵡幻想曲」はシュールレアリスム的な表現と奇想が光る話。

「ゴロンド」で描かれるのは、人間とは別種の生き物の生と帰巣。ル・グィン好きの私はアースシー世界をちょっと思い出してしまいました。

レビュー投稿日
2014年6月6日
読了日
2014年6月6日
本棚登録日
2014年5月25日
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