自分の性格がどちらかと言えばナツっぽいタイプなのもあるのかもですが、長い間読んで来たけど全てのキャラの中で結局のところ花はあんまり…でした。なんでかはわからないんですが、だって色々持ち過ぎじゃない?ただ花は、(安居や涼との不協和音も含めて)その鼻持ちならない感が絶妙ではありました。
やってきたことを振り返れば、安居(と涼)が悪いのはわかるし、花はもちろん、花以外の人や昔のチームメイツが安居を遠ざけてしまう気持ちもわかる。それはそれといいつつ、日常的に色んなカップル同士いちゃいちゃされるのも、読みたいのはそこじゃない感があったりして。いや…いいんですけど。
花の安居へのトラウマというか、どうしようもなく感情が上向かず、向き合うことを拒絶してしまう相手の存在というのは、傷の深さを考えさせられるし田村先生やっぱり上手いと思う、BASARAの頃から。
夏のAチームは未来に来ることと生き残ることを目標に育てられてきた人たちなので、その点で言えば、「未来に来た」意味を他のチームの人たちより深く考えてこれから活躍していくんだと思うし、現時点ではみんな若くて頑なで、その想いの部分でしか安居と繋がれ無いんだろうな。
多分この間を埋めて、彼らがこれ以上傷付け合わずに共存していくには時間的だったり物理的な距離が必要なんでしょう。まあね?きっと安居は日本で収まるようなタイプじゃないんだぜ〜とかも考えつつ、でもきっと安居は守る存在がいて輝くと思うので、いつかどこかで、彼が真に安らぎを得られるような場所と誰かに出逢えますように。その時まで頑張れ安居。そう願わずにいられません。
- 感想投稿日 : 2018年1月12日
- 読了日 : 2018年1月12日
- 本棚登録日 : 2018年1月12日
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