センター試験の現代文の良問を通して客観的分析力を鍛えるという趣旨の本。評論、小説各6題ずつが取り上げられており、確かにどれも名文であると思う。ただ、それぞれの文章で問いは1問だけしか紹介されておらず、「鍛える」というほど深く問題を掘り下げられているようには思えなかった。同じセンター現代文を取り上げた本としては、石原千秋氏の『教養としての大学受験国語』や『大学受験のための小説講義』のほうが問題を掘り下げた深い内容であるように思う。
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- 感想投稿日 : 2014年11月14日
- 読了日 : 2014年11月7日
- 本棚登録日 : 2014年11月14日
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